21日の第26節・湘南戦でプレー中に交錯し、脳しんとうで途中交代した清水圭介(写真左)と、裂傷に応急処置を施して戦い試合後に傷口を11針縫った若狭大志(写真下・右)が25日、練習場に姿を見せた。
リーグ戦では第10節・鳥栖戦以来の出場だった清水は26分での交代を残念がるが、一時は意識混濁に陥りながら大事に至らなかったのは不幸中の幸い。普段のキャラのせいでこの事故もすでにネタにされているらしく、「僕だからこそですね」とアゴの絆創膏をきらめかせた。
そんなロッカールームで、若狭も痛みに顔を引きつらせながら笑いをこらえ切れない様子だ。「人生初ホチキスで初テーピング。これ以上交代カードを使えないと思って頑張ったけど、これがアドレナリンかと思った」と振り返った。
チームが苦境にある中、二人の笑顔は明るいニュース。今だからこそ言えることだが、ムードメーカーの二人によるアクシデントは、仲間の結束に一役買ったようだ。
大分の選手名鑑(クラブ公式サイト)
(大分担当 ひぐらしひなつ)
2013/09/26 16:39