■西川 周作(GK/サンフレッチェ広島)
「みんなの力があったから僕が最後に止めることができた」
7月に開催された5試合すべてにフル出場し、3失点と冷静なセービングでチーム5連勝の原動力となった。特に第16節・C大阪戦、第17節の仙台戦は、好セーブで2試合連続の無失点勝利を収め、チームの首位躍進に貢献した。
――7月のJリーグ月間MVPを受賞について。
「MVPを今までもらったことがなくて初めてだったので素直にうれしいです。ただ、僕が受賞できたのは自分だけの力ではない。ピンチの場面でもDFが寄せてくれていたりとか、前線から守備をしてくれていたりとか、みんなの力があったからこそ僕が最後で確実に止められた場面が多かったので、みんなに感謝しています」
――7月はチームも5連勝し、日本代表の活動もある中ですごく充実していたのでは?
「充実感はすごくありましたね。結果が出ている分、試合がすごく楽しかったです。8月はいい結果がなかなか出ませんでしたが、長いシーズンの中ではこういうこともあると思いますし、苦しいときこそ自分たちの立ち居振る舞いが大事だと思っています。どういう姿で取り組んでいくかによって結果は変わってくると思うので、やり続けるということを大事にしてやっていきたいですね」
――7月はどこが良かったのでしょうか?
「やっぱり球際ですかね。暑い中でも激しく競り合って走り勝っていた。ロスタイムに決勝点を奪うなど、そういう勝ち方ができるってことは、相手より基本的な部分で勝っていたということだと思うんです。それはみんなが感じていることなので、これからの試合で見せていかないといけないと思います」
――またこの賞を受賞したいですね。
「そのためにはチームが勝つことが第一条件ですよね。特にGKの場合、失点しなければチームは負けないわけですから。今後もまた受賞できるようなことがあればチームも勝っているということだと思いますし、目指してやっていきたいですね」
(広島担当 寺田弘幸)
2013/09/25 11:45