右足関節痛で戦列を離れていた谷口博之が10日の練習からチームに合流した。選手を入れ替えながら行われた6対6のミニゲームでは、サイドのフリーマンに入る機会は少なく、大半の時間をピッチ内でプレー。腰をかがめて強烈なシュートを頭でブロックするなど、積極的なプレーで復調をアピールした。
「ピッチ内でプレーする時間が多かったのは監督の配慮?」という記者の問いかけには、「『やれ』ということだと思う。監督の愛情でしょう」と谷口。背番号29は指揮官の“愛のムチ”を感じながら、合流初日の練習を終えた。
チームは18日にサウジアラビアでのACL準々決勝の敵地戦を控えているが、谷口はすでに川崎Fに在籍していた07年にACL準々決勝でイラン・セパハンとの敵地戦を経験している。「イランではコインが飛んできた。でもオレ、サイドじゃなかったし(笑)」。イランでは“中東の洗礼”を受けたものの、彼にとっては“どこ吹く風”だった。
柏の選手名鑑(クラブ公式サイト)
(柏担当 郡司聡)
2013/09/11 10:44