「得点力不足のチームに対しては良いアピールができた」。
26日に行われた龍谷大との練習試合での自らのプレーぶりをそう振り返ったのは松本翔だ。45分間のプレーで2得点を挙げ、「得点以外のところでも動けていた」と大きな手ごたえを得たその動きは、この日の練習にも存分に表れていた。
紅白戦では積極的に前線でしかけ、好機を創出して好調ぶりをアピール。前節までのアウェイ連戦で遠征に帯同できなかった悔しさを晴らすかのように躍動した。
実は松本、サブ組に甘んじる間に本職ではない守備的なポジションを練習で任されることもしばしばあり、その中でも「(攻撃的な選手に)こういうプレーをされると嫌だなというのを感じることができた」とし、間接的に本来のポジションでの収穫を得ていたという。
連敗中で少なからず変化が求められるチームで、「自分が試合に出ないと」と直接的な言葉を発し、そうすることで自ら気持ちも奮い立たせた。
愛媛の選手名鑑(クラブ公式サイト)
(愛媛担当 松本隆志)
2013/08/29 18:48