山形のチーム内では、もう勝ち点を落とすまいとの決意と同時に、前回対戦で9人になっても走りきった水戸への警戒感が強まっている。「今回もアウェイだけどすごい走ってくると思う。それにまず気持ちの部分で負けないように、基本的な技術だけじゃなく、球際とか気持ちを見せないとダメ」と話すのは山崎雅人。
その山崎にとって水戸の柱谷哲二監督は国士舘大時代にコーチでお世話になった恩師の一人。「哲二さんはすごい気持ちを前面に出す監督だったので、どういうサッカーをしてくるかも分かっている」。
前回対戦の第21節は相手が二人少なくなったあとの64分にピッチに入り、77分には逆転ゴールとなる2点目も決めているが、試合後あいさつに行った柱谷監督からは「全然走れてへん」と言われたという。
「けがもよくなってしっかり練習もできているので、今度は倍走ってやろうと思っている」。山形の闘将が恩返しのプレーを見せる決意を新たにした。
山形の選手名鑑(クラブ公式サイト)
(山形担当 佐藤円)
2013/08/29 18:55