前節の京都戦、90分間のハードワークが勝利への呼び水となった愛媛だが、それは今季始動当初から繰り返し行われてきたハードなフィジカルトレーニングの賜物と言っても過言ではない。
ここ数年、夏場の運動量が課題とされてきたが、この事態を克服する試みとして任に就いたのが、津川武久フィジカルコーチだ。夏真っ盛りの16日の練習後に直撃してみた。
津川コーチは「運動量自体を計るのは難しいけど、僕らが見る指標としては、長い距離のアプローチに行って、ピタッと止まれるかとか、動きの質を見る。3月の試合と見比べても確実にアプローチスピードは上がっているし、相手との距離感も縮まっている」とその成果に胸を張る。
この夏場はフィジカルコーチにとっては腕の見せ所だが、「試合の勝敗と同じくらい、走り勝つかどうかは自分にとっては大きいもの」と自らの仕事への誇りを見せ、この夏場での体力的なアドバンテージは「ある」と自信をうかがわせた。
愛媛の選手名鑑(クラブ公式サイト)
(愛媛担当 松本隆志)
2013/08/16 18:42