天皇杯で史上初の兄弟対決を実現させた柏U-18。1回戦のヴェルフェたかはら那須戦後は日立台でプレーできること、トップチームと対戦できることに選手、スタッフは胸を躍らせていました。本紙では、その様子などを中心にレポートしました(関西版では奈良クラブvsアミティエSC、関西大vs富山新庄クラブのマッチレポートも掲載)。
ただ兄弟対決だからこそ思い浮かぶ疑問が。まず同じ敷地内で練習するトップチームをスカウティングはするのか。「もちろんしますよ。ない穴を探します」とは下平隆宏監督。試合後には早速、トップチームの分析担当と互いにスカウティング材料のできるだけの協力を約束する姿が。兄弟対決ならではの光景でした。今年の練習試合では柏U-18がトップチームのサブ組と対戦して、3ー2で勝利しているそうです。それでも「30分ハーフだったから。あれが45分だったらやられてたかも」と分析する下平監督。「まずは本気を出させないと」とやる気十分でした。
そして最大の疑問は、柏のサポーターがどちらを応援するのかということ。
下平監督も「応援はサポーターのみなさんがどちらを応援するのか、僕がまず興味あります(笑)」と興味津々の様子でした。ただそれに対してMF小林祐介選手は「トップチームが応援されていても、自分たちが応援されているように聞こえると思うので、そこは楽しみたい」と、頼もしいコメントを残していました(主将のMF秋野央樹選手は「できるだけU-18の応援をしてもらえれば、いいです(笑)」と訴えていましたが)。
興味が尽きない柏の兄弟対決。次号(9月7、8日発売号)ではその兄弟対決を詳しくプレビューする予定です。(内田浩嗣)
(BLOGOLA編集部)
2012/09/06 20:17