0―3で敗れて3試合ぶりの敗戦を喫した8月26日の徳島戦。前半終了間際にCKから先制されたことが試合の流れを変えたが、流れを引き戻すチャンスが53分に訪れた。藤本の蹴った左CKに合わせて久保がヘッド。完全にフリーで放ったシュートだったが、大きく右に外れ、追い付けなかった。
試合後、久保は「あのチャンスで決めていれば、違った試合になっていたと思う。あれを決めるのがFWの仕事だと思うので、反省しなければいけないし、もっとやっていかなければいけない」と神妙な面持ちで語った。その後も前線で懸命に体を張り、シュートを打つ場面もあったが、いずれもDFにブロックされ、決定的な形にはならず。「自分で強引にシュートまでもっていこうという気持ちでしたけど、あそこで(シュートを)DFに当てないように、もっとやっていかなければいけない」と課題を口にした。千葉からの期限付き移籍で加入し、鳥取での初戦となった25節の横浜FC戦で初得点を挙げたが、その後は無得点が続き、ホームでは依然ノーゴール。もちろん周囲のサポートがなければいけないが、厳しいマークを振り切り、とりスタを熱狂させるゴールを、ファン・サポーターは待ち望んでいる。
(鳥取担当 石倉利英)
2012/08/29 23:41