厳しいJ1残留争いに練習場の緊張感も高まるなか、ムードメーカーとして大きな役割を果たしているのが清水圭介だ。今季は丹野研太の好調もあり出場機会が少ないが、大分でプロデビューして以来8年目を迎え、選手会長も務める清水の存在はチームにとっても心強い。
清水の特長である細やかで具体的なコーチングは、大分での先輩・西川周作から学んだもの。「フィールドプレーヤーがどう動けばいいか、瞬時にわかりやすく伝えたい。周作くんは大事なことを一言でピッチに行き渡らせていた」と大分時代の西川を振り返る。
ミスした選手へ声をかけるタイミングも絶妙な清水の繊細な気遣いは、ロッカールームやプライベートでも発揮される。チームが苦境にある今、チャーミングな八重歯とともに、その存在感が一層きらめく。
大分の選手名鑑(クラブ公式サイト)
(大分担当 ひぐらしひなつ)
2013/08/06 14:38