
デビュー戦となった前節の川崎F戦で好セーブとPK時の相手を惑わすダンスで一躍注目を浴びたGKのアレックス・サンターナだが、チーム内では“試合になると姿が変わる”と話題だ。
「シュートを打たせてしまったらポルトガル語で怒鳴ってきて、謝るしかなかった」(鎌田翔雅) 、「あんなに人が変わるとは」(安藤駿介)、「練習ではフワフワした感じだったのだけど…」(亀川諒史)とその豹変ぶりには誰もが驚きを隠せない。しかしピッチを離れれば穏健な好青年となり、勉強中の日本語で話しかけてくる。ちなみに最近覚えた言葉は「(最終ラインを)アゲロ!」らしい。
そんなアレックス、GKを始めたきっかけは「子供のころ、遊びでサッカーをやる際“一番身長が高いから”やらされた」とのこと。「日本で長くやるためにはもっと活躍しなければいけない」と、前節の出来に満足はしていない。向上心あふれる新守護神には、期待が高まるばかりだ。
(湘南担当 竹中玲央奈)
2013/08/02 19:00