「今までにない緊張感があった」。初の日韓戦を体感した工藤壮人は、ただならぬ緊張感に襲われていた。球際での激しい競り合い、相手の気迫など、試合は韓国に押し込まれる展開が長かった。それでも、日本は終了間際のゴールで勝ち切り、大会初制覇を果たす。
30日の練習後、取材に応じた工藤は「Jリーグ中心の選手たちで戦った大会だけど、日本の顔に傷を付けずに帰ることができて良かった」と安どの表情を浮かべた。過去優勝がなかった大会を、Jリーガーだけで制した価値について、工藤は次のように話す。
「Jリーグの選手だけで勝ち獲れたことで、日本の方々が自分たちの住んでいる国のサッカー、国内リーグに誇りを持ってもらえたと思う。『こういう選手がJリーグにはいるんだ』と見に行くきっかけになってほしいし、東アジア杯の優勝がJリーグを盛り上げるきっかけにもなったと思う」。太陽王のエースはJリーグのさらなる隆盛を願っている。
柏の選手名鑑(クラブ公式サイト)
(柏担当 郡司聡)
2013/07/30 18:37