井澤惇選手が“因縁のライバル”との再戦に並々ならぬ闘志を燃やしています。今節対戦する山形の宮阪政樹選手は、FC東京の下部組織時代の同期であり、現在も「連絡はよく取っている」(井澤選手)という仲の良い間柄。ただ、プロで初めての対決となった3月の前回対戦では、チームが1-2で敗れたばかりか、宮阪選手に直接FKをたたき込まれる屈辱を味わうはめに。「あのときのFKはいまでも忘れられない。悔し過ぎて試合後には話もしなかった」。井澤選手にとっては悔しさが胸に刻み込まれています。
「同じ相手に2度負けることは許されない。アイツ(宮阪)はウチとの前回対戦でFKでゴールを決めて、そこから5点取っている。勢いに乗らしてしまった。本当に負けられない。オレと一緒で今年結婚したみたいだし、何かしら意識してくる。ウチが[4-3-3]システムだったら、アイツとはたぶん近い位置でプレーすることになる。展開力があるのでパスを出させないこと、(宮阪)政樹はアンカーをやっているみたいなので、その脇を使って疲れさせたい。そして点を取って『どんなもんじゃい』と見せたい(笑)」(井澤選手)
甲府と山形の一戦は、“上位対決”としてももちろん注目ですが、ライバル心をむき出しにする“同級生対決”も目が離せないポイントです。
(甲府担当 泰良和彦)
2012/08/21 22:25