シャムスカ監督にサイドプレーヤーとしての資質を見出され、06〜09年に右ウイングバックで大分の一時代を担った高橋大輔が24日、引退を発表した。
かつてチームメートだった西山哲平強化担当は「順応性があり身体能力が高かった。大分の得点できるウイングバックの先駆け。素晴らしい人間性で、今後も良いサッカー人生を送ると確信している」とエールを送る。
当時、右の縦関係を務めた深谷友基(写真右)は本人から報告の電話を受けていた。「リハビリ中に会いに行ったときは復帰に前向きだったが、電話ではもう吹っ切れていた。敵でも仲間でもいいからもう一回彼の復活が見たかった」と盟友の早すぎる引退を惜しむ。「試合中の戦う表情や強引で迫力ある突破が忘れられない。サッカーへの情熱が強い選手だった」。
幾度もの残留争いをともに経験した仲間たちは「今こそあの泥臭いガッツが必要」とピッチ上の高橋を思い出す。J1残留に向け、受け継がれる“大分魂”の見せどころだ。
大分の選手名鑑(クラブ公式サイト)
(大分担当 ひぐらしひなつ)
2013/07/25 16:41