風間監督の下、選手は連日に渡ってハードなトレーニングを行っている。
指揮官は言う。「どれだけ頭と身体の体力をつけていくのか。それはトレーニングしかない」。選手も必死にくらいついている。「キツいですよ。でも常にゲームを意識している練習ですから」(中村)。
その効果は確実に試合で現れてきている。前節鳥栖戦では、ボールを失わないスタイルを掲げているチームらしいゴールが生まれた。
「前節の鳥栖戦も内容はよくなかったが、20本、30本パスがつながってシュートにいく場面もあった。ゴールになった場面も、パスが11本つながった形だった。何回か面白い場面は増えてきている」
この田坂選手のゴールをアシストした田中裕介選手も、最終ラインとGkがビルドアップに関わっていたことを口にする。「よく見返していたら、(楠神)順平以外の10人がボールに触っていた。なかなかないゴールですよね」。
今週末の横浜FM戦に向けても、「ポイントは、ボールを奪われないようにすること」(風間監督)とチームはいつも通り。4連勝をかけた神奈川ダービーに臨む。
(川崎F担当 いしかわごう)
2012/06/22 00:00