
7日のブロゴラで、京都戦に向け人型の壁にビニールを巻いてGKのブラインドを作る加藤竜二GKコーチの工夫について紹介したが、今日13日の練習では、新たなツールが登場した。それが「見えない君」(命名・松本純一フィジカルコーチ)だ。
信州の某チームでは「ベンケイ」という高額年俸の強力助っ人が活躍しているようだが、熊本の「見えない君」は前回同様、黒いビニール袋をポールと組み合わせて手作りしたリーズナブルなもの(写真下参照)。選手がミーティングを行っている練習前の10分程度で、加藤GKコーチと磧上智志マネージャーが作り上げた。その効果は「ボールが直前までほとんど見えない」(南雄太)というほど絶大で、「でも蹴ってる竜二さんも見えないでしょ(笑)」とのこと。
「あれだけ反応が遅れると面白いよ。蹴った瞬間は見えても、一度視界からボールが消えるからね」と加藤GKコーチ。この新兵器は15日の北九州戦に必ず生かされるはずだ。

前節の岡山戦は、0-0で迎えた87分に鐡戸裕史が直接FKを決めて劇的な勝利を飾った。試合後の監督会見で普段は辛口の反町康治監督も大いに認める立役者の存在があったことを忘れてはなるまい。 …続きをみる(熊本担当 井芹貴志)
2013/06/13 18:36