5月8日に全治4週間の左ふくらはぎ肉離れを負った高木和道が、後半戦に向け着々と回復中だ。
大分のJ1昇格にあたり昨季までの戦術を骨太にするため戦力に加わったが、負傷離脱。「今季のオプションをもたらせていないことに責任を感じている」と自身を責めた。だが、杉本龍勇コンディショニングコーチは「負傷前より良い状態に持っていく」と前向きだ。杉本が高木を指導するのは清水在籍時の08年以来。「アイツはここ最近のけがや体調不良を乗り越え、体は以前のイメージに戻ってきたが、ベストコンディションのときとは違う箇所を使って動いている」と冷静に分析する。
そこで杉本が伝授したのが短距離走者式走法。「ふくらはぎを使わずに走るんやって。どうやって?って思うでしょ」と高木も面白がりながら、腰や股関節を使う動きを丁寧に確認した。
再起を懸け杉本の指導する大分へ来ることを選んだ高木。さらなる進化を遂げ、チームを勝利へと導く。
(大分担当 ひぐらしひなつ)
2013/06/03 15:00