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　紅白戦の途中に西ケ谷隆之コーチが「メンバー読めないでしょ」と声をかけてきた。確かに最近の紅白戦では1本目と2本目でメンバーを変えることが多く、また、1本目のメンバーが次の試合の先発をするとは限らず、先発メンバーが読みにくい状況が続いている。前節の先発も試合2日前の紅白戦の2本目のメンバーだった。私だけでなく、地元紙も予想布陣を的中できず、先発メンバーを予想するには勘を働かせなくてはならないのだ。

　先発メンバーを隠すために非公開練習をするチームもあると聞くが、水戸では過去に一度もない。その代わり、最近は公開しながらもいろいろなメンバーを起用することで少なくともわれわれ記者陣も惑わされている。ある意味、水戸ではチームとメディアの健全な駆け引きが行われていると言える。