Jリーグが20年の節目を迎えてからG大阪にとって最初の試合となるのが19日の群馬戦。「プロリーグがあるのが当たり前の環境だった」と語るのが、Jリーグが誕生した93年に生を受けた西野貴治である。「小学校3年ぐらいからサッカーを始めたときからプロになろうと思っていた」(西野)。アカデミー時代から万博でさまざまなG大阪の試合を観戦してきた背番号26にとってやはり印象に残っているのが05年の初優勝。「アラウージョとフェルナンジーニョ、そして大黒さんのトリオはすごかった」とサポーター目線で振り返る。
かつてはJリーグに憧れる一サッカー少年で、同じCBのシジクレイさんの強さを目に焼き付けた西野は、シジクレイさん直伝のヘディングを自らのストロングポイントにすべく奮闘中だ。地域に、チームに、そして選手たちにJリーグの歴史が着実に浸透しつつあることを、19歳のCBが体現してくれる。
(G大阪担当 下薗昌記)
2013/05/18 23:14