日本の感覚で言えば、完全に「マザコン」「ファザコン」の範疇に入るほど親子仲がいいブラジル。そんなサッカー王国も5月12日は「ジア・ダス・マンェス(母の日)」だ。サンパウロ州選手権の決勝を戦ったコリンチャンスは背番号下の選手名のところに各選手の母の名を入れてプレーする粋な計らいを見せたが、サッカー界にとっても母の日は一大イベント。そんな王国育ちのレアンドロも2得点を決めた福岡戦後のヒーローインタビューでは、冒頭で「全国のお母さんと僕の妻におめでとうを言いたい」とブラジル人らしい言葉で切り出した。今節の群馬戦に向けて始動した15日の練習でも終止ご機嫌で「1点は僕のお母さん、もう1点は妻に捧げることができたよ」とご満悦の様子。もちろん、地球の反対側で暮らす母には、電話でお祝いを伝えることも忘れなかった。
(G大阪担当 下薗昌記)
2013/05/15 22:32