6日のFC東京戦に臨む磐田は5日、磐田市内の練習場でトレーニングを実施。冒頭の10分のみを公開し、以後、非公開で最終調整を進めた。磐田は4日、森下仁志監督の退任を発表。6日のFC東京戦から長澤徹ヘッドコーチが暫定的に指揮を執る。
監督退任には、選手たちも責任を感じている。「こういう形になって悔しいし、寂しい」と心境を語るのは山本康裕。「(森下)仁志さんが現役のときに一緒にボランチを組ませてもらったときもあったし、本当にたくさんのことを教えてもらった」。
複雑な心境ではあるが、下を向いてばかりもいられない。6日のFC東京戦の話になると、「監督として身をもって“きっかけ”を与えてくれた。だからこそ自信を持ってプレーしないといけない」と前を向く。森下前監督から「ヤット(遠藤保仁)の後を引き継ぐ力を持った選手」と高い評価を受けていたボランチが、低迷するチームの起爆剤となる。
(磐田担当 南間健治)
2013/05/05 17:06