横浜FCのエース・イバは現在6得点。昨季の爆発的な活躍の印象が濃いだけに、今季の数字は少し寂しいような気もするだろう。ただ、武田英二郎が「いてくれて助かる」と話すように、存在感やマークを引き寄せるなどチームの勝利に貢献していることは揺るぎない事実である。
特に左ウイングバックの武田は対角線上にボールを預けることも多い。だからこそ、前線で体を張り、収めてくれるイバに対して安心感のようなものを感じているのだ。
「やっぱりアイツがいるだけで、すごく脅威だと思う。もちろん一番調子がいいときに比べたらミスは多いかもしれない。でも、俺が相手だったらすごくイヤだ。俺は別にイバが調子悪かったとしても全然気にならない。絶対にそれ以上のものを与えてくれている」。
この言葉は横浜FCの選手全員の思いと一致するだろう。確かに相手が厳しくマークするため、ボールロストも多くなってきている。ただ、そのおかげでレアンドロ・ドミンゲスや戸島章など周りの選手が得点をとれていることを忘れてはいけない。
それでもストライカーである背番号10が欲するのは得点。今節・岐阜戦で3試合ぶりのゴールを挙げてチームの勝利に導きたい。
(横浜FC担当 高澤真輝)
2018/07/19 18:11