
18日、新潟は聖籠町の専用練習場で二部練習を行った。FC東京から新潟への期限付き移籍が発表された梶山陽平も、午後の部から全体練習に参加。6対6のミニゲームでは、的確な位置取りでボールを受けるとワンタッチでさばきながら攻撃を活性化。スルーパスで矢野貴章のゴールを演出するなど、早速そのクオリティーをプレーで示した。
今季、J1での出場機会はなく、ルヴァンカップ3試合出場1得点、FC東京U-23(J3)での5試合出場のみ。出場機会を求めていた梶山に、オファーが届いたのが15日。「チームを上に持っていける、やりがいのある選択をした」と即決し、16日には新潟入りした。
「ボランチなら、しっかりとボールを触って自分のよさが出せると思うし、前に出たら決定的な仕事もできる。チームがうまく回るよう、バランスを見てプレーしたい」とコメント。またプレー以外でも「勝てていないと暗くなりがちですが、楽しむことも大事。勝負にこだわりつつ、楽しんでやりたい。そういう姿勢を見せていけたら」と、16年目の経験値を還元するつもりだ。
新潟はJ2で17位と苦戦中。「結果にこだわって、上を目指したい。順位を見たら厳しいが、プレーオフ圏内の6位との勝ち点差は『13』。連勝できればすぐに上に行ける」。1年でのJ1復帰を後押しすべく、新天地での挑戦ははじまった。
(新潟担当 野本桂子)
2018/07/19 08:53