今週の頭に鳥栖から期限付き移籍で横浜FC入りしたGK辻周吾。合流して4日間が経ったが「僕の中では自分の力を発揮できていると感じでいる」と新天地で好感触を得ているようだ。
プロキャリア初の移籍に不安もあったというが「(マッシモ・フィッカデンティ)監督からは『良いものは持っているけど、GKは一つのポジションだから出場機会を与えるのは難しい。修行してこい。頑張ってこい』と言われた」のだそう。「お前なら大丈夫だ」と指揮官や選手、スタッフも含めて気持ちよく背中を押してもらったことでこの決断に至ったという。
「僕からしたらチャンス。将来どうなるかは自分の頑張り次第。ワクワクしている。一番は、試合に出たい気持ちでいる。いろいろ環境が変わって、適応していく能力なども試される。いろいろな壁があって、それを越えていく楽しさもある」。そう強く意気込む若きGKの特徴はとにかく負けず嫌いなところ。「プレーうんぬんよりは、まず気持ちが一番。そこは絶対に負けない。練習中の小さなゲームであっても、シュートの一つ絶対に決められたくない」と話すように練習から気合いの満ちたプレーが印象的である。
胸を膨らませて新天地に足を踏み入れた背番号36。ただ現在のパファーマンスは「まだスタメンで出るには全然足りない。それは前向きに捉えていきたい」と本人は話す。あくまで横浜FCに来たのは試合に出場して成長するため。山本海人、南雄太という経験ある選手からあらゆることを学べることはプラス材料でもあるはず。これから頼もしいGKになるために真摯にトレーニングを積んでいく。
(BLOGOLA編集部)
2018/03/30 16:50