前節・水戸戦でプロデビューを飾った横浜FCの立花歩夢。与えられた時間はごくわずかだったが、タヴァレス監督に好印象を与えたことは間違いないだろう。「とにかくシュートを打てと言われた」と88分に送り出された背番号30は鋭くキレのあるドリブルでチャンスを創出。あの決定機でイバ、もしくは自らがゴールに蹴り込んでいたら“持っている男”と評されてもおかしくはなかった。いずれにせよ、今後の活躍がますます期待できる動きを披露して見せた。
そこで気になるのは金髪坊主から、真っ赤に染め上げられたヘアースタイル。これはスラムダンクの桜木花道を意識したようで「いまの俺の中の旬です」と笑顔で話す。その自分の中で旬である人物の髪型を真似るのは学生時代から取り組んでいることだという。
「旬の人の髪型を真似したくなるんですよ(笑)。大学のときは格闘家の(コナー・)マクレガーにハマっていて『これにしてください』と言ってやってもらったこともあります。でも大学のときは攻め過ぎてしまうと坊主になっちゃうので、それだけは注意しながらやっていました(笑)」
ただ、立花は「実は飽きてきているんですよね(笑)」と早くもスタイルチェンジを示唆している。「自分、結構漫画が好きなんですけど、いまはキン肉マンのラーメンマンみたいにしたい(笑)。だからちょっと伸びたらやろうかなって思っています」。
次はどんなヘアースタイルにするのか、今後も楽しみだ。そして何より、型破りのストライカーがニッパツ三ツ沢球技場のピッチで駆け回る姿を早く見たい。
写真:高澤真輝
(横浜FC担当 高澤真輝)
2018/03/29 18:44