(写真)昨季も金沢でプレーした宮崎
新潟からの期限付き移籍期間を延長した今季、金沢の10番を背負うMF宮崎幾笑だが、開幕から3試合はメンバー外だった。
開幕当初は「あまり自分のよさが出ないことが続いていた。どこかで変えないといけないと思って、うまく自分のプレーが生かせるように」考えた末、宮崎は一つの答えにたどり着く。「攻守両方ともアグレッシブにやらないといけない。やっぱり得点、攻撃はしたいけど、しっかり守備をしながら攻撃していかないと」。チームとして戦う上で守備の重要性を再認識し、そうした意識改革もあり、第4節・大宮戦以降はメンバー入りを続けている。
前節・町田戦で今季初先発を果たした宮崎。惜しくも逃した決定機を「その瞬間、瞬間でもうちょっと冷静にならないと」と振り返った。選手層が厚くなった今季は、宮崎の主戦場であるサイドハーフも競争激戦区に挙げられる。
「スタメンで出て点をとるのも大事だけど、途中出場で流れを変えて得点することもチームにとってものすごく大事。その両方をできるように」
守備への貢献が前提になるとはいえ、いつ、いかなる場合でも“10番の仕事”への備えは怠らない。
(金沢担当 野中拓也)
2018/03/29 18:44