今季、横浜FMから加入し、右膝前十字靭帯損傷からの復活を目指していた川崎Fの齋藤学が25日、手術後初となる実戦復帰を果たした。
45分×3本で行われた桐蔭横浜大との練習試合に2本目のスタートから出場した齋藤は、左サイドで約20分間ながら精力的なプレーを披露。4分に右足でシュートを放つと、31分にはダビナス・ジェファーソンからの横パスを左足で狙うなど、短い時間でチャンスに絡んだ。
昨年9月に横浜FMで負傷した際には全治8カ月と発表されていた。川崎Fでもなかなかチームに合流することがかなわず、「外を走っているだけの3〜4カ月は本当に苦しかった」と振り返る。ただ、当初の予定より速い復帰に対しては「僕の中では予定どおり。みんなのサポートがあってここに立てていると感じる。そういった人たちの思いをもちながらサッカーができていることはいいことだと思う」と感謝の思いを口にした。
今回は限定的な出場ではあったが、「自分が出ている時間帯で得点こそ生まれなかったけど、ビッグチャンスが何本か作れていたことはよかった」と手ごたえを口にした。笑顔の復帰戦を終え、次なる公式戦復帰に向けて「これからは楽しいだけでなく質の向上にチャレンジしていけたらいい」と語り、一歩一歩前に進んでいる姿を印象づけていた。
(川崎F担当 林遼平)
2018/03/25 17:34