前節の愛媛戦で、横浜FCの南雄太が約4カ月半ぶりにベンチ入りを果たした。
今年でプロ20年目を迎えた大ベテラン守護神は、開幕スタメンを飾るもその松本戦で負傷。4月初旬にベンチに復帰するが、5月に入ってまたしても大きなけがをし、夏までリハビリが続いていた。
ひさびさにベンチに入ってみて「負けない感じが出てきたかな」と、南は戦いに挑むチームの変化を感じ取ったという。
「変なプレッシャーみたいなのはないし、勝ってるぶん明るいし、良い順位にいて緊張感もある。内容が悪くても勝ち点をしっかり取っているし。そこを感じられたのは自分にとっても刺激になった。試合に出ている選手たちにうまく声をかけたり、もちろん自分がピッチに立つことにこだわって、少しでもチームに貢献したい」
横浜FCは第29節から6戦負けなし(4勝2分)で、勝ち点6差の自動昇格圏を目指して負けられない戦いを続けている。昇格も降格も優勝争いも経験してきた大ベテランが、再び戦列に復帰したことは、チームにとって大きいはずだ。
(横浜FC担当 芥川和久)
2017/09/29 20:43