浦和の武藤雄樹が、古巣である仙台戦に向けて意気込みを語った。
仙台から浦和に移籍して3シーズン目となるが、武藤にとって仙台は今でも「特別な思いを持っているチーム」。今回の試合会場であるユアスタは「プロデビューした思い出の場所」であり、仙台時代を回想しても「観客席からの距離感が近くて雰囲気が良い。仙台時代はサポーターの声に後押しされる、選手を動かせる素晴らしいスタジアム」。そんな良い思い出があるチーム、場所だからこそ「良いプレーをしたい」と力を込めた。
浦和に加入して以降の仙台戦はホームの埼スタでは今季も含めて3年連続でゴールを決めているが、ユアスタでは過去2回の対戦でまだゴールを決められていない。その差について武藤は「たまたまじゃないですかね?」と笑いながら、「ユアスタだから空回っているとも思わない。仙台相手に僕自身はいつも気持ちを入れて臨んでいるので、次の仙台戦も結果を残せるように頑張りたい」と“敵地”ユアスタでの初ゴールを目指す。
浦和にとって仙台戦は23日間で7試合を戦う連戦の締めくくりとなる。武藤もこの6試合の2試合目、出場停止だったACL準々決勝第2戦・川崎F戦を除いて5試合にフル出場しているが、「この連戦で体も慣れてきたので、やればやるほど中3日に慣れてくる。僕自身も動けると思っている」と疲れを感じるどころか調子は上向きだとアピール。“凱旋”に向けて気合いは十分だ。
写真:菊地正典
(浦和担当 菊地正典)
2017/09/29 20:06