今季川崎Fから横浜FCに加入した小宮山尊信が、前節の金沢戦で初めてのアシストを記録した。キャンプからけがで出遅れ、治ってきてからも小さいけががあり、思うように出場時間を増やせていないのが現状だが、金沢戦では右SB藤井悠太の負傷により前半終了直前に交代出場。すると、70分に右タッチライン際からレアンドロ・ドミンゲスの頭にピンポイントでクロスを合わせ、先制ゴールをお膳立てした。初のアシストに「やっとできたな、という感じです」と、うれしさよりも安堵の表情を見せた小宮山だが、「出すほうと受けるほうの狙いがしっかり合った。やっぱりこの感覚は気持ち良いですね。何度でもやりたい」と、今後も持ち前の正確なクロスでの貢献を誓った。
アクシデントにより前々節、前節と2戦連続で前半終了間際での投入だったが、次のホームでの東京V戦は先発出場が濃厚。「前に点が取れる選手もいますし、簡単な相手じゃないと思う」と気を引き締めた。右SBとして守備ではアラン・ピニェイロと相対することになる。「川崎Fで半年くらい一緒にやってるんですよ。今年は14ゴールしてて、当時よりも自由に自分の持っているものを出せている印象がある」と、今回は敵として戦う元同僚の成長ぶりを讃えつつ、「マッチアップを楽しみたいと思います」と健闘を誓った。
(横浜FC担当 芥川和久)
2017/09/15 07:08