27日にホームで名古屋戦を控える横浜FC。25日の練習では非公開で名古屋対策が落とし込まれたが、昨年まで川崎Fで、風間八宏監督の下でプレーした小宮山尊信は、スカウティング映像を見て「名古屋は去年とガラッと変わっている」と感じたという。
「パスのリズムもすごく良いですし、フロンターレみたいなサッカーをやろうとしていますね」
ただ、その本家本元出身の小宮山だけに、風間サッカーの浸透度合いはまだまだと見ている。
「相当に技術と、頭の回転が必要。頭を常に使っていないとできないサッカーなので、浸透させるのはそんなに簡単じゃないと思います」
実際、川崎Fでも風間サッカーで結果が出たのは、指揮官の就任から2年目以降。横浜FCとしてはこの3位と4位の上位対決、相手が未完成のうちに叩いて勝ち点3を奪いたいところだ。
ちなみに小宮山にとって、風間監督の指導を受けた5年間で最も影響を受けたのは、「戦う姿勢」の部分だという。
「風間さんのサッカーをやるために、技術がすごく注目されるけど、それ以上に僕は、戦う気持ちだとか、やることをしっかりやるとか、良い準備をするといったことの大事さを学びました」
互いに別チームでの再会となるが、「教わったことをプレーでやって見せるのが一番良いことだと思う」と、恩師に成長した姿を見せるつもりだ。
(横浜FC担当 芥川和久)
2017/05/25 20:09