
前節・磐田戦(4○0)で終了間際にゴールを決めたアン・ヨンハ。これは実に10年ぶりのJリーグでのゴールだったが、その陰には「師匠」と呼ぶ秋田豊氏の存在があった。
アンと秋田氏は05年に名古屋でともにプレー。アンは「絶対に弱音を吐かないし、背はそんな高くないけどヘディングでは絶対に負けない」秋田氏のプレースタイルに強く影響を受けた。同じチームでプレーしたのはわずか1年だったが、アンは「無失点で勝った試合は抱き合って喜んだし、自宅に招いてくれるなど、すごく可愛がっていただいた。学ぶことも多かった」と振り返る。
そんな秋田氏がスカパー!中継の解説のため、磐田戦にやってきた。試合前には直接会って「闘魂を注入してもらった」(アン)。これでアンが燃えないわけがない。試合がほぼ決まっていたロスタイム。アンはGKがはじいたボールにすぐさま反応し、ジャンピングボレー。あきらめずにボールに食らい付く“らしい”ゴールだった。
(横浜FC担当 村田亘)
2014/07/29 18:26