前節の甲府戦は、互いにアディショナルタイムにゴールを奪い合う展開の中で追い付き、勝ち点1を得た川崎F。今節は12日水曜日に行われた広州恒大戦を挟み、中3日で札幌のホームに乗り込む。
この一戦に向けて落ち着きのある表情で思いの丈を語ったのは、初の札幌帰還となる奈良竜樹だ。2009年に札幌U-18の門を叩いた奈良は、2014年まで札幌のトップチームでプレー。その後、2016年に川崎Fの一員となると、今季は札幌がJ1に上がってきたことで初の対戦を迎えることとなった。
北海道出身ということもあり、今節には家族や近しい人たちが多く観戦に訪れるようで「なかなかこっちにいるとそういう人たちにプレーを見せてあげられない。そういう意味でも、しっかり自分のプレーを出して、喜んでくれたら」と語気を強める。
そして、古巣との一戦に対しても「(古巣戦は)試合が終わるまではフロンターレの選手としてこの試合を戦うというのは当然のこと。試合が終わったあとに、感情が思い巡ることはあるかもしれない。でも、試合まではしっかりフロンターレの選手として目の前の試合に勝つことだけに集中したい」と強い言葉を残した。
四方田監督や同期の荒野拓馬など、今までともに戦った仲間や恩人の前で「成長した姿を見せたい」と意気込む奈良。札幌の地で大きく成長した姿を見せ、川崎Fに勝利をもたらしたい。
(BLOGOLA編集部)
2017/04/15 07:12