横浜FCのMF野村直輝が、3戦連続ゴールで故郷での目標達成を誓った。
前々節・水戸戦の同点弾、前節・群馬戦の先制弾と、現在2戦連続ゴール中の野村。いずれも「あのスペース(ペナルティアーク付近)で受けられたら、枠には飛ばせる自信がある」というミドルシュートで、目標の『年間5ゴール以上』にあと1ゴールと迫っている。
中田仁司監督も「非常に積極性が出ている」と評価しており、ともにプレーするカズも「ゴールへの意欲がすごく強い。ウチにはうまい選手は多いけど、思い切ってゴールへ向かうプレーができる選手は少ないし、相手にとってイヤな選手だと思う」と絶賛する。ちなみに今年、野村に第一子が生まれた直後、カズがゴールを決めて直々にゆりかごダンスで祝福し、野村は非常に感激していた。今節の山口戦では、野村の思い切りの良いシュートにカズが詰める場面が見られるかもしれない。
野村は山口県出身で、郷土愛は人一倍強い。レノファ山口FCはその前身が県教員団で、彼が中高生のころに「県選抜でお世話になった人たちがたくさんいる」(野村)愛着のあるチームだ。今年からレノファがJ2に昇格し、山口のホームでの試合をずっと楽しみにしていた野村。目標達成となる5ゴール目を決めるチャンスが、故郷での凱旋試合でやってくるのも何かの巡り合わせだろう。「絶対に決めたいです!」と力強く宣言した。
(横浜FC担当 芥川和久)
2016/10/27 19:00