14日からインドで行われるAFC・U-19選手権に臨むU-19日本代表。5日には国内最後のトレーニングマッチをエコパスタジアムで行った。最初の45分は磐田のトップチームと、残りの45分×1本、30分×1本は磐田ユースと対戦した。
今季から磐田に加入し、U-19日本代表ではエースを務める小川航基は、1本目から出場し、2本目の途中までプレーした。
「なかなか攻め手が見付からなくて、個人的にもちょっと苦しい時間帯が続いた。結局、(磐田の)トップチームとは0-0で終わってしまった。苦しいとき、得点が欲しいときに決められなかったのは課題」。そう口にした小川だったが、手応えも感じている。
「劣っていたわけではないと思うし、やれた部分もあったので下を向く必要はない。攻撃面で連係からチャンスを作ったところもあったし、守備では最後のところで体を張って阻止できたところもあった」。
同じくエースとしての活躍が期待される堂安律(G大阪)とのコンビについては「アイツのボールの持ち方はFWからしても動きやすいし、やりやすさを感じる。要求するに連れてコミュニケーションも増えていった。それで何度も今までやってきたので、その積み重ねは大きい」と話すなど、関係性は熟成されているようだ。
さらに、磐田の名波浩監督からは「『頑張ってこいよ』と。『期待しているし、みんな見ているからな』と言ってもらった」と話す。
アジアのベスト4に入れば、来年、韓国で開催されるU-20W杯への出場権を獲得できる。「必ず(U-20W杯)出場権を獲得して、その勢いに乗って(AFC・U-19選手権で)優勝できれば」と、抱負を力強く述べた。
(磐田担当 青木務)
2016/10/06 09:59