山形DF渡辺広大が前節・京都戦の激闘を振り返った。
前節・京都戦はスコアレスドローに終わったが、チームとして13試合ぶりの無失点試合となった。「いまのチーム状況の中で京都と引き分けたというのは、選手の粘り強さ。今までは簡単にやられたところを粘り強く対応できた」と石﨑信弘監督も評価したその試合で、もっとも体を張っていたのが渡辺。接触プレーで何度も倒れたまま起き上がれないシーンがあった。
渡辺に京都戦で負った打撲箇所の数を聞いてみると、「口の中切れてるんですよ、ほら」と下唇をめくってみせたあと、「4箇所ぐらいですね」とのこと。ちなみに、一番痛かったのは「ギシさん(山岸範宏)に蹴られたので。あれが一番痛い」と、終盤のFKの守備の際、GK山岸と接触して脇腹を痛めたプレーを挙げた。
これまでも度重なる鼻骨骨折など接触プレーで痛い思いをしているが、「それが仕事ですから。サッカーうまくないぶん、そういうところでチームに貢献できなきゃ意味がないので」とかっこよさげなセリフを残し、首位・札幌戦に向かっていった。
(山形担当 佐藤円)
2016/08/13 18:20