磐田の名波浩監督は8日、9日の明治安田J1・2nd第2節の大宮戦を2トップの布陣で臨むと明かした。
7日の紅白戦では小林祐希をトップ下に据え、最前線はアダイウトンとジェイが務めた。これまでシステムの変更はあったものの、一貫して1トップで戦ってきた。センターFWを2枚にする意図を指揮官はこう話す。
「攻撃へのパワーを考えて3バックのほうがいいかなと。その中で[3-4-3]だと小林が自由じゃなくなってしまう感じが出てきてしまうのがイヤだなと」
前節の広島戦では高い位置でポイントが作れなかった。それが「ゴール前のイメージが乏しくなってしまった原因のひとつ」と名波監督はいう。
小林、アダイウトン、ジェイの個人能力は高い。3人のサポート関係がうまく機能し、自由を与えられた小林が指揮官の期待どおりのプレーを見せれば、ゴールの可能性も高まる。
大宮とのリーグ戦の対戦成績は、昨季から3試合連続でドロー。「決着をつけたいという思いは強いし、向こうの粘り強さやしぶとさに対して、その上を行かないといけない」と名波監督は気を引き締めた。
新布陣が機能すれば、磐田の勝利も近づくはずだ。
(磐田担当 青木務)
2016/07/08 14:32