7月6日に新潟から水戸への期限付き移籍が発表された平松宗。7日から水戸の練習に合流した。国士舘大時代の同期である今瀬淳也が在籍していることもあり、「すんなり溶け込むことができた」と練習後に充実した表情を見せた。
昨季はルーキーながらも開幕スタメンを飾り、リーグ戦13試合に出場。吉田達磨監督に替わった今季は出場機会に恵まれず、1stステージは先発出場2試合を含む7試合の出場にとどまっていた。ただ、それでも平松は「日々の練習でいろんな課題を克服できている実感がありましたし、試合には出ていませんでしたが、充実した1stステージを過ごすことができました」と手ごたえを感じていたという。
それでも移籍を決意したのは、「水戸の熱意を感じたから」と説明した。他チームからのオファーもあったものの、「水戸はFWの補強を考えた時に一番に僕の名前を出してくれたそうですし、西村(卓朗)強化部長が新潟まで来て熱心に話をしてくれた。いまの水戸に僕が必要だということを映像やデータなどを使って説明してくれました。ずっと僕のプレーを追って見ていてくれたこともうれしかった。自分を分かってくれているというのが良かった」ことが決め手となったそうだ。
「自分は華麗な選手ではない。一生懸命泥臭くプレーしたい。持ち味は運動量と体の強さ。攻撃面では裏への飛び出しの動きを出していきたい。とにかくチームが勝つためにすべてを出し切りたい」と意気込みを口にした平松。低迷するチームの救世主として、かかる期待は大きい。
(水戸担当 佐藤拓也)
2016/07/08 14:30