これまでに何度も経験しているが、中後雅喜にとって今節の千葉戦は古巣対戦である。千葉のジュニアユースからユースへ昇格、その後は駒澤大、鹿島を経て、2009年からの2年間はトップチームでもプレーした。「自分がいたクラブだし、自分が育ったクラブでもある。そういう意味では、どこにいても気になる」と言う存在だ。
しかも、今節は7位と8位の直接対決というシチュエーション。J1昇格プレーオフ圏内入りへ向け重要なポイントを古巣と争うことになったが、中後は「この時期でよりモチベーションをプラスできるような材料」と捉えていた。
プロ11年目。33歳になった今季、中後は自身のキャリア最多出場数を更新し続けている。安定したプレーを継続してきたベテランが古巣相手に躍動できれば、停滞しているチームの大きな助けとなる。
(東京V担当 石原遼一)
2015/11/07 20:29