前節の明治安田J2第39節・岐阜戦(3○0)で快勝し、順位も5位に浮上して勢いに乗る愛媛。しかし、その試合の前半で主将・西田剛が負傷し、そのままピッチを退くというアクシデントに見舞われた。負傷の詳細は不明のままだが、少なくとも今節・敵地での京都戦の出場は厳しい状況。ピッチ内外でチームをけん引してきた西田の不在はチームにとって手痛いマイナスになりかねないが、だからこそ、彼らが束ねてきた自慢のチームワークをいま見せるときだ。
今季、西田とともに1トップのポジションで戦ってきた瀬沼優司は「試合に出れないことは本人が一番悔しいと思う。その悔しさを自分たちが表現できれば」と気持ちを高ぶらせ、「剛くんのようなプレーは僕にはできないけど、あの魂のこもった気持ちを背負って戦うことはできる」と不在となるストライカーの魂を自らに注入。ピッチにいない選手のぶんまでファイトする。「それが今季の僕たちのチームワーク」と瀬沼は胸を張った。
(愛媛担当 松本隆志)
2015/11/07 20:25