Jリーグ・アンダー22選抜に召集され、11月1日の明治安田J3第36節では長野を相手に先制ゴールを奪った石井圭太。長野は引き分け以下で昇格が消えるだけに「すごい緊迫感だった」というゲームは、その後長野の猛攻によって逆転負けを喫したが、「90分使ってもらえている」ことも含め石井にとってはまたとない経験だ。
本職のボランチだけでなく、SBやサイドハーフもこなす。現在、横浜FCでは右SBでプレーすることが多いが、高畠勉監督からは「あまり高い位置を取りすぎて詰まらないように」、「ボランチを下げずにSBが受けて起点になるように」といったアドバイスを受けているという。
「今までだとただ高い位置を取っていればいいと思っていたが、引いてみたり、そこからまた高い位置を取ったり、駆け引きが分かってきた」と石井。先週行われた紅白戦では、機を見た攻撃参加から唯一のゴールを決めてみせた。さらに練習からアピールして、J3での経験をチームに還元していきたいところだ。
(横浜FC担当 芥川和久)
2015/11/06 07:00