13日の練習後にGK竹重安希彦を取材していると後ろから「カミシゲっ!」と声がかった。
守護神×竹重で“カミシゲ”である。
前節(明治安田J2第36節・大分戦/1△1)、竹重は前半早々と試合終了間際の絶体絶命のピンチを防ぎきりチームを救った。
シュートセーブした相手は、かつて磐田に同期入団した荒田智之。二人は試合後のミックスゾーンで激闘を称え合っていた。
「『ほんと、やめてくれよ……』という反応でしたね(笑)。今までなかなか1対1をセーブすることができなかったので、ようやくチームに貢献できたと思います」
竹重は大分戦の自身のできに手ごたえを感じながらも、すでに今節・福岡戦に気持ちを切り替えていた。
「相手の福岡はカウンターが鋭いし、ウェリントン選手や金森(健志)選手は速いので十分に注意したいです。自分が防がないといけないピンチは1本や2本はあると思うし、そこで防げなければ勝ちは持ってこられないという危機意識をもってプレーしますよ」
再び“カミシゲ”の参上なるか。
(栃木担当 鈴木康浩)
2015/10/13 19:53