前節の明治安田J2第35節・福岡戦(0●1)では、武田博行の体調不良を受け、北野貴之が移籍後初のメンバー入りを果たした。6日の練習後、試合を振り返って、「急だったけど、コンディションは整えていた。ただ、ベンチでも貢献できることはあるので、勝利を引き寄せられなかったことは反省」と話した。
ベンチから見たチームについては、「客観視した場合、試合におけるファイターが少ない。ピッチに魂を落とす選手が少ない。僕が試合で一番楽しかったのは、闘争心を出して仲間と戦えること。試合本番で勝手に出る拳、勝手に出る闘争心、勝手に出る大声。そういうものがピッチで表現されるのが本番だけど、セレッソはそういう選手が少ない。ブラジル人選手もまだ乗れていない。ピッチで彼らのケツを叩く選手が少ない」と思いの丈を一気に語った。
残り7試合についても、「ここから本当に大事。ファイターにならないと。ここから変わっていかないと。一人が変われば二人が変わる。二人が変われば三人変わる」と、どこまでも熱かった。6日の練習でも、チームの雰囲気を高めるべく選手を鼓舞する姿があった。
また、試合当日の10月4日は33歳の誕生日でもあった。「(33歳の)テーマは『まっすぐ熱く生きる』こと。年を重ねるごとにワクワクする気持ちは少なくなっていくものだけど、いかにワクワクする人生を設計していくか。いまを大切に生きたいと思う」と抱負を話した。
(C大阪担当 小田尚史)
2015/10/06 17:48