今節、古巣対決となるのは、上田康太。11年から昨季まで大宮に在籍していた。
前回対戦では屈辱を味わった。第14節のアウェイゲーム(1△1)。慣れ親しんだNACKのピッチに立ったが、ミスが目立ち、後半開始直後に途中交代。「あのときはふがいないプレーをしてしまった。今度こそチームの勝利に貢献したい」とリベンジに燃える。
ボランチとして配球面はもちろん、セットプレーのキッカーとしてもポイントになる。前節・北九州戦(3○2)では、敵陣右サイドからのFKで櫻内渚の先制点を演出した。
そのアシストには“伏線”があったという。先制点の直前、同じ敵陣右サイドのエリアでFKを得ると、角度のないところから直接ゴールを狙った。際どいシュートは枠の横に外れたが、「GKの逆は突けた」と同選手。その直後の先制点の場面では「最初のFKがあったからこそ、GKとしては前に出にくかったと思う」と振り返る。
大宮の失点数はリーグ最小の『23』。その堅守を打破すべく、「良いボールを蹴りたい」とセットプレーからも揺さぶりをかける。
(磐田担当 南間健治)
2015/10/04 07:00