9日、上田康太は29歳のバースデーを迎えた。
「岡山で誕生日を迎えることは少し前まで想像していなかったけど、良い形で迎えられているかなと思う」と上田。新天地で充実した時間を過ごしているようだ。
ただ、また一つ歳をとった焦りもあるという。
「もっとうまくなりたいし、なによりも結果を出していきたい。もっともっと、という気持ち」。28歳になった上田は結果を渇望した。
05年に磐田ユースからトップチームに昇格した上田は、2年目の06年からレギュラーを勝ち取ってサックスブルーの中心選手として活躍し、11年から大宮にチームを移って昨季までJ1通算172試合に出場してきた。その経歴は素晴らしいが、まだ過去を振り返る年齢でもない。上田のキャリアはまだまだこれからだ。
「J2のサッカーは常にアップテンポになる時間帯があるので、その中で僕が落ち着ける時間を作っていけたらと思うし、アップテンポの中でも質の高いプレーをしていければチームの役に立てる。自分がチームの中心になっていけたらと思う」。
岡山に居場所を見付けた上田は、イキイキとしている。
(岡山担当 寺田弘幸)
2014/05/09 19:08