明治安田J1・2nd第12節・鳥栖戦(1○0)で、甲府が逃げ切りを図っていた終盤の80分にバレーに代えて投入された189センチのFW盛田剛平。前線でのボールキープでも貢献したが、5分間のアディショナルタイムに入ってクロスを入れられることが多くなると5バックに入って豊田陽平や谷口博之と競り合った。
記者席からは、「豊田に対してマンツーマンの指示?」かと想像していた。
「この状況で俺が(シャドーのポジションにいて)自陣のゴール前の外にいるのはおかしいから、3バックに『(豊田に)付きます』と自主的に話をしました」
甲府にとってここまで15ゴールの豊田はダースベーダーみたいに怖い存在。73分に投入されると、腕を使って「俺にボールを出してくれ」というジェスチャーを何度もしていて記者席からビビって見ていたが、盛田はその高さと強さを守備で魅せてくれた。
「(豊田は)駆け引きなしで飛んでも強い。(リードの1点を)守りきれなかったら悔しいから頑張って飛ぶだけでした」
甲府、ベテラン力で残留に一歩前進。
「腰は痛いけどコンディションはいい」という盛田剛平(39)。少ないチャンスの中で今度はゴールで魅せてほしい
(甲府担当 マツオジュン)
2015/09/30 19:33