FC東京の中島翔哉が、危機感を露わにした。
23日にJ3・U-22選抜の一員として明治安田J3第30節・町田戦に先発フル出場。手倉森誠U-22日本代表監督がチームを指揮し、メンバーも代表候補がズラリとそろった中での試合となったが、結果は0-1で町田に敗戦を喫した。
内容面でもチームは攻守で良いところなく敗れたことで、選手たちも厳しい表情を浮かべていた。来年1月に迫るリオデジャネイロ五輪アジア最終予選に向けて、準備の時間もそれほど多くはない。
中島は自省も込めて、今後の個人の取り組みについて語った。
「僕も含めて、みんな個人のクオリティーが足りない。町田戦もその力不足で負けた。チームの向上以前に、まずはみんな自分の質を上げる意識をもっと持たないといけない。僕もまずはチーム(FC東京)でもっと試合に出て、攻撃で違いを生み出して、毎試合ゴールに絡まないと。焦りはないけど、危機感はずっと前から常に感じている」
最終予選について、中島は「どこの相手も強敵。すべて厳しい試合になる」と語り、「だからこそ、毎日1分1秒も無駄にできない」と意識向上の必要性を強調していた。
今節(明治安田J1・2nd第12節)・松本戦はベンチスタートが濃厚。しかし前節・横浜FM戦(0●1)でも好機を演出しただけに、途中出場からのできに期待がかかる。U-22代表の背番号10が、鬼気迫る姿勢でJの舞台を戦う。
(FC東京担当 西川結城)
2015/09/25 12:53