澤井直人に西が丘での試合が巡ってきた。プロでこれまで挙げた2得点は、圧倒的に開催数の多い味の素スタジアムではなく、なぜかいずれも味の素フィールド西が丘。相性の良い舞台だ。ただ、本人は「自分の点が入っているのは西が丘だし、思い入れはある」とは言うものの、「そこしか取れていないのは問題だと思うし、ほかで早く決めてない。西が丘のことを言われるのは、プロとして情けないことなので」と複雑の心境のようである。
前々節(明治安田J2第29節)の徳島戦(0●1)では、警告を2枚受け、サッカー人生初の退場を経験。「チームの連勝を止めてしまった責任というのは自覚している」と語る澤井はベンチスタートの可能性が高そうだが、「常に試合の状況を見ながら準備しないといけないと思う。出たらどんな状況でも結果にこだわってできればといい」と燃えている。得意の場所で、今後につながるような結果を残したい。
(東京V担当 石原遼一)
2015/08/28 20:40