直近の2試合、パウロ・アウトゥオリ監督は、2トップを組むパートナーを変えながら、エジミウソンを先発フル出場させている。「実績もある選手。いかにチームと馴染むか。長い時間プレーすればするほど機能する」と起用の意図を明かす。指揮官の期待に応える、一日も早いエジミウソンの得点が待たれる。
一方で、現状、FW陣の4番手に押し出された格好の永井龍だが、20日に行われた紅白戦では、2本目でサブ組の2トップに入り、1得点1アシストと活躍。日頃から「調子は良い」と繰り返しているだけに、“結果”で指揮官にアピールした形となった。
永井にとって、今節(明治安田J2第30節)はどうしてもメンバーに入りたい理由がある。言うまでもなく、対戦相手が、7月12日まで期限付き移籍していた大分だからだ。
「相手によって気持ちが変わることはないけど、大分に対する気持ちだけは特別。自分に期待して応援してくれた大分サポーターに対して、最後、『ありがとうございました』という挨拶ができなかった。けがして復帰して、サポーターからしても、『気が付いたらセレッソに戻っていた』という状態だと思う。大分での期間は充実していた。遠征メンバーに選ばれたら、しっかり挨拶したい」と、20日の練習後、今節に対する思いを語った。
(C大阪担当 小田尚史)
2015/08/21 20:10