5連敗と完全にトンネルの中に入ってしまっている横浜FCだが、救いは選手たちが落ち込むことなく、前向きにトレーニングを続けていること。ミロシュ・ルス監督も「非常に雰囲気は良い」と感じているだけに、結果が出ないことが歯がゆいようだ。今節(明治安田J2第29節)の相手は、同じく結果は出ていないものの、内容は上向いている栃木。「非常に難しい試合になるのは間違いない」と、指揮官は気を引き締めていた。
守備の立て直しのために3バックをテストするなど、トンネルを抜けるために試行錯誤が続いている。8月13日には囲み取材の際、ルス監督から記者に「選手たちの様子はどうか?」と逆取材。失点を止め、連敗を止めるために、ここにきての新戦術習得に選手たちは必死で取り組んでいる。そう感想を伝えると、ルス監督も満足そうに、「ぜひ勝って帰りたいね」と微笑んだ。
(横浜FC担当 芥川和久)
2015/08/14 07:00