川崎F(05年)と山形(08年)で昇格を2度経験している渡辺匠に、『昇格するためのコツ』を聞いてみた。
「個人的な意見ですが、追い上げるのには相当な労力がいるので、やはりスタートは大事。簡単な試合は一つもないが、スタートダッシュは必要。『一戦必勝』で確実に勝ち点を取っていきたい」
経験者の含蓄ある意見は続く。
「昇格チームというのは守備で大崩れしていない。後ろが安定すれば前も良い攻撃ができるし、DFラインだけでなく、全体でそれを意識しながらやっていきたい。特に守備では連動が必要ですから」
横浜FCでは、本職のボランチでなくCBにもチャレンジしている渡辺。森下にも「声を出せる選手で、周りをうまく使いながらできる。そういう選手が一人いるだけでラクになります」と評されている。
J2経験が今年で10年目を迎え“昇格の味を2度知る男”は、「昇格請負人」となれるか。
(横浜FC担当 田中直希)
2013/03/01 19:15